
これから子どものためにストライダーやキックバイクを購入するみなさん。
キックバイクを買って後悔しないため、あらかじめ心得ておくべき10のポイントをピックアップしました。
あとになってから「知らなかった!」「気づかなかった!」「失敗した!」と後悔しないための予備知識。
キックバイクのメリットだけでなくデメリットも隠さずあげていきます。
後悔先に立たず。買ったあとに「いらないアイテムだったな……。」と思わないためにも、あらかじめしっかりと心にとどめておいてください。
我が家が初めて買ったストライダーはストライダースポーツモデルです
ストライダーの全モデルの違いをくわしく解説したこちらのページもご覧ください。

2022年2月15日発売!ストライダープロの新色はメタリックオレンジ!! 2022年11月18日、ストライダー ムラサキスポーツコラボモデルに限定カラーが登場!
ポチップ
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キックバイク5つのメリット
バランス能力と体幹が鍛えられる

キックバイクは別名バランスバイクと言われるだけあって、バランス感覚が良くなります。
それと同時にバランス感覚には欠かせない体幹の強化にもなります。
0歳でのストライダーベイビーバンドルでも、1歳半以上でのキックバイクでも、3歳・4歳のペダル後付け自転車でも、腹筋や背筋をしっかりと使ってからだやキックバイクを保持しなくてはいけません。
キックバイクなら「バランス感覚を良くしよう!体幹を鍛えよう!」という意識がなくてもしっかりしたからだ作りができます。

運動神経が良くなる

キックバイクに乗るといわゆる『運動神経』が良くなります。
運動神経は遺伝で決まるものではありません。
遺伝の影響は大きくありますが、運動のできるできないは主に環境に依存します。
幼児期の親からの働きかけによって運動神経は向上しますが、キックバイクは必ずその手助けになるでしょう。

とくに『かけっこ』が得意になることはよく言われ、実際に検証した記事もストライダージャパンの特集にあります。
キックバイクで走るとき、とくに『速く走る』ことを意識して走るときにはからだが前傾姿勢を取ります。
この姿勢は走るときの姿勢に共通する上体の倒し込みと足の蹴り出し、重心の移動がともないます。
キックバイクに乗って速く走ろうと努力することで、かけっこの姿勢もより速く走れる姿勢に近づきます。
つま先から拇指球にかけてしっかり体重を載せて足を蹴り出す動きはキックバイクとかけっこでよく似ています。
STRIDER:ストライダーに乗ると『かけっこ』が速くなる!?

からだを動かすのが好きになる

キックバイクに乗っている子どもはからだを動かすのが好きになります。
道具を使わなくても歩く、走る、跳ぶことはできるし、かんたんな道具があれば投げる、打つこともできます。
それだけでもじゅうぶんな刺激となり、子どもはからだを動かすことを楽しいと思うに違いありません。
しかし、そこにさらにキックバイクというツールが加われば、「脚で走るよりも速く走る」ことができます。
日常で生身のままで感じることのできないスピードをキックバイクがあれば味わうことができるのです。
子どもたちはさまざまな方法でからだを動かすことでその楽しさを知り、さらにもっと動かしたいと欲する気持ちが生まれるはずです。
キックバイクはそのためのツールとしてはとても優秀です。

人とのつながりが強くなる

わたしの娘はランバイクのチームに入ったので、そこでたくさんのファミリーと知り合うことができました。
チームでは月に1、2回の練習会のほかに季節ごとのイベントなどもあり、みんなでワイワイ楽しんでいます。
わたしは地元から離れたところに嫁いだので、それまで知り合いがほとんどいない中で生活してきました。
ほかのランバイクファミリーとつながることができ、わたしの世界はとても広がったと思います。
ストライダー・ランバイク関係ではInstagramでつながった人もたくさんいます。
おとなになってからというもの友だちや仲間が増える機会はなかなかないものですが、子どもを通して、ストライダー・ランバイクを通してたくさんの人とつながれたなと思います。

そのほか、ランバイクの大会でなつかしい友だちに会えたのはとてもうれしいできごとでした。
とくに海外で知り合ったスノーボード仲間に18年ぶりくらいに会えたのはとてもうれしかったと思っています。
そのほかにもプロスノーボーダーで何人か、大会やイベントで雪上以来の再会をしています。
ストライダーをやってなかったらなかなか会う機会はなかったかもしれません。

自転車にすぐ乗れる

「キックバイクに乗っている子は自転車にすぐ乗れる」、これはいちばんよく言われるキックバイクのメリットです。
キックバイクに積極的に乗っていれば体幹やバランス能力が鍛えられるので、自転車にすぐ乗れるのは自然なことだと思います。
実際ストキッズの中は3歳になる前に自転車をこげるようになる子もいるし、3歳台で自転車デビューする子も多いようです。
キックバイクが普及したことで、親世代が子どものころよりも早くから補助輪なしで自転車に乗れるようになっているな、と感じます。
実はわたしはこの「自転車にすぐ乗れる」ということにあまり興味はなく、正直、そんなに重要なことだと思っていません。
別に補助輪を付けて乗ることが悪いことだとも恥ずかしいことだとも思いません。
実はストライダー14xに補助輪を付けようと思って、汎用品の補助輪を買ったことがあります。
どうにか補助輪を付けようとしましたが、ストライダー14xはハブシャフトが短く、安全性が担保されないので付けるのはやめました。

一方で、キックバイクに乗っていると自転車のペダルがこげない、という話もあります。
三輪車ならペダルをこぐ感覚を養えるけれど、キックバイクではペダルがないから自転車に乗ったときにこぐことができない、という。
実際、わたしの娘もはじめてペダル付きの自転車に乗ったときには、後ろ回転にしかペダルを回せませんでした。
とはいえ、ペダルをこげない問題、これはただこぐ練習をすればいいだけだと思います。
サドルの後ろを持って自転車の後輪を浮かせてペダルを前にこぐ練習をする、それだけですぐできるようになると思います。
ペダルの感覚は5分もかからずにマスターできます。
こぐことができなかったら補助輪付きの自転車で練習するのもいいと思いますし、三輪車でもいいでしょう。
あせらなければ段階を踏んで感覚をつかんでいくので、そんなに大きな問題ではないと感じます。

ペダルを付けて自転車になるキックバイクはこの3台を実際に乗ってレビューしています。
キックバイク5つのデメリットとその解決法
外出する気分じゃないのに乗りたいと言われる

休日「家でゆっくりしたいな」と思う日もありますが、子どもは容赦なく外に行きたいと訴えます。
公園に行くのがめんどくさい、わたしがよくそう思うだけかもしれませんが、めんどくさいものはめんどくさいです。
本当に「かんべんしてくれー」と思い、キックバイクを購入したことを後悔する瞬間もまぁまぁあります。
とはいえ、なんとなく家でダラダラとテレビを見てゲームをして過ごすよりも、外に出てキックバイクで走り回ったほうが脳にもからだにもいいはず。
とくに出不精な親御さんほどキックバイクで外に出るきっかけを作るのがいいと思います。
キックバイクは子どもだけでなく大人の運動不足解消にも役立ちます。
子どもといっしょに公園を走り回るのはつかれるけれども楽しいものです。
じゃまになる、置き場所・収納場所に困る

キックバイクはじゃまになる、置き場所や収納場所に困るという声が多くあります。
実際、玄関においてあるときなど、足元に倒れていると「じゃまだな」と思うことがあります。
これは後悔するというほどでもないポイントですが、地味にストレスになる可能性があります。
そんなときにはスタンドを使って置けばじゃまになりにくいかなとは思います。
あとはキックバイクをバッグに入れて収納する、という手もあります。
ストライダーを立てて置くためのスタンドは100均アイテムで用意できます。
お金がかかる

キックバイクはおもちゃとしては高い、とくにストライダーは気軽には買えない、そういう声も多くあります。
価格が気になるならもっと安いキックバイクがたくさんあります。
とくに西松屋のエンジョイライドシリーズなどは安いのにしっかりした商品なのでおすすめです。
西松屋ならナゾの外国製キックバイクを買うよりもずっと安心してきちんとしたものが手に入ります。
みんなわかっていることだと思いますが、ブランドなんて子どもは気にしないものです。
ストライダーブランドを買わなくて後悔するのは、ストライダーカップのようなストライダー公式の大会に出場できないこと、でしょうか。
西松屋のエンジョイライドシリーズについてくわしくはこちらのページをご覧ください。


また、わたしの場合はストライダーでカスタム沼に足を突っ込んだので、想定外の出費がけっこうな勢いでありました。
これは人によると思いますので、出費がイヤならカスタマイズをガマンするしかない気がします。
カスタマイズしなければいいだけの話なので、デメリットとしてあまり深く考える必要はないかもしれません。
車やバイクを改造するのが好きな親御さんはカスタム沼にハマりやすいとは言えます。
ストライダーから純正のカスタムパーツが発売されました。


そのほか、我が家は2歳のときに大会にちょこちょこ出ていたので、大会のエントリーフィーや交通費、宿泊代などがけっこうかかりました。
これも大会に出なければいい、という解決法がありますのであまり気にしなくていい気がします。
あとは近場でエントリーフィーが安い大会を選ぶという手もあります。
我が家であちこちの大会に出ていたときは、半分旅行を兼ねていました。
出場した大会のほとんどが関東圏でしたが、いろんなところに家族で行って、泊まって、食べて、とても楽しい思い出になっています。
ふつうの旅行とはちょっと違いますが、そんなスタイルもアリだと思うのでこの点ではまったく後悔していません。
ストライダーの大会に出場するならこちらのページで予習ができます。
靴がボロボロになる

キックバイクに乗っていると靴がボロボロになる、これはもうあきらめるしかないです。
足ブレーキで靴がすれて穴が空くのはキックバイク乗りの宿命だと思ってください。
シューグーという靴の修理キットにスポーツグーという商品があるので使ってみるのもいいと思います。


ブレーキなしのキックバイクに乗っていると足ブレーキがクセになり、「自転車に乗ったときにブレーキが使えない」、そんな話もよく聞きます。
これはきちんとブレーキを教えればいいだけなので後悔するというほどでもないでしょうか。
乗っていきなりブレーキをかけろというのではなく、まずは止まった状態でブレーキを握る練習をする。
次はゆるめたり握ったりする練習をする。
止まった状態でできるようになったら、今度はすぐに止まれるスピードでブレーキを握る練習をする。
握ることとゆるめること、これをきちんと段階を踏んで教えてあげましょう。
ストライダーにはDCとコラボしたシューズがありますが、靴ボロボロ問題が解決するわけではなさそうです。

やる気がない・興味を示さない・怖がって乗らない

キックバイクを買ってはみたけれど、やる気がない、興味を示さない、怖がって乗らない、という可能性もあります。
キックバイクは子どものやる気に大きく左右される乗り物です。
どの遊びでもそれはいっしょ。
勉強でもスポーツでもなんでもそうですが、それぞれでやる気になる子とならない子とがいます。

わたしの娘もそんなに積極的にキックバイクに乗りたがるタイプではなかったので、とくに女の子はそんなものかもしれません。
公園に行くときには必ずストライダーを持っていきましたが、まったく乗らずに終わることはしばしばでした。
何においても親のやる気と子どもの熱量は比例するとは限りません。
やる気の出なかった子どもの場合にはキックバイクを買ったことを後悔する可能性はおおいにあります。
無理にやらせても親子でストレスがたまるだけなので、興味を持つまでは飾っておくのがいいかなと思います。
いらないと思ったらきれいなうちにメルカリやジモティーでさっさと売ってしまうのもひとつの手かもしれません……。
まとめ

我が家では娘は思っていた以上にはストライダーにハマりませんでした。
それでもストライダーで外を走り回ったことや、それに付随するさまざまな経験は無駄ではなかったと思います。
キックバイクを買って後悔するか、買わずに後悔するか、もし今、そのふたつから選ぶならば思い切って買ってしまったほうがどう考えても楽しいと思います。
わたしはストライダーを買って後悔していません。
我が家の1台目はストライダースポーツモデル!

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