
「うちの子、2歳になったし外遊びが好きだから、そろそろストライダーを買おうかな?」という方。
「うちの子、2歳になったけどからだを動かすのが苦手で困ったわ……」という方。
どんな子どもにもストライダーやキックバイクは理想的なスポーツトイです。
外遊びが好きな子はもっと楽しくなる、からだを動かすのが苦手な子は運動が好きになる。
ストライダー・キックバイクなら両方をかなえることができます。
現在、市場にはたくさんのストライダー・キックバイクがあふれています。
どのメーカーのどの種類のモデルが2歳の子どもに最適なのか、少し探しにくいと感じるのが正直なところ。
そこで、まだまだ力が弱い2歳におすすめのストライダー・キックバイクを厳選し、軽量で扱いやすい人気モデルをピックアップしました。
ストライダー・キックバイクの選び方やオススメのヘルメット・プロテクターも紹介していますので最後までお見逃しなく!
選び方はわかっているからおすすめモデルをすぐに知りたい!という場合には、おすすめのストライダー・キックバイク7選にジャンプしてご覧ください。
我が家は1歳7か月でストライダー・スポーツモデルを購入しました

タップできるもくじ
ストライダー・キックバイクの選び方

2歳のキッズにキックバイクを選ぶときには、
- サドルを低くできる
- タイヤがプラスチック製で軽い
- ブレーキが付いていない
この3つのポイントをおさえましょう。
地面に足が届かなければしっかり蹴って進むことができないので、サドルを低くできることはマストです。
でも、タイヤはゴムタイヤのほうが走りやすいのではないか、ブレーキは安全のために必要ではないか、そう思う方もいるかもしれません。
ストライダー・キックバイクはタイヤが軽いモデルを選ぶ

ストライダー・キックバイクは、EVAポリマーなどのプラスチック製のタイヤを採用しているモデルと、ゴム製のエアタイヤを採用しているモデルがあります。
まだまだ力の弱い2歳のキッズには、プラスチック製タイヤ採用モデルを選びましょう。
ゴムタイヤ、とくにチューブ入りのゴムタイヤは、3歳、4歳以上なら多少の重さは安定性につながりますが、レースに出る以外では2歳の子どもにはおすすめできません。
ゴムタイヤ採用モデルはもう少し大きくなってから検討しましょう。
今回のおすすめではプラスチックタイヤ採用モデルを厳選しました
ストライダー・キックバイクのブレーキは危険

安全のためにはキックバイクにブレーキがあったほうが良いのではないか、と考える方は多いと思います。
ブレーキが付いているキックバイクも多くありますが、わたしはブレーキが付いていないキックバイクを強くおすすめします。
2歳ではブレーキがあること、ブレーキが効くことがかえって危ないケースが少なくないからです。
キックバイクのブレーキを握れない

2歳だとまだまだ手はとても小さく、ブレーキレバーまで届かない、届いても握力がなくて握れないということが珍しくありません。
かけることのできない、使うことのできないブレーキは、ただ重くて邪魔なだけです。
キックバイクのブレーキの強さを調節できない
手が大きい子どもだったり、キックバイクのハンドルバーの直径が小さいなどで、ブレーキレバーまで届くケースもあるかもしれません。
それでもブレーキを握る強さを調節することは、2歳のうちは難しいと思われます。
まだ小さいうちはキックバイクや自転車でブレーキレバーを握ったときに、0か100かのどちらかになってしまいます。
たいていいきなり100%握ってしまって急ブレーキになるでしょう。
スピードが出ているときに急ブレーキをかけてしまうと、タイヤがロックしてしまい、大きな転倒につながります。
ブレーキをめいっぱい握ったまま地面を蹴ってしまい、まったく前に進めないというパターンもあります。
ブレーキを使いこなせるようになるのは脳とからだの同調ができるようになってからです。
ブレーキ付きキックバイクは重心が上がる
ブレーキ付きキックバイクはブレーキシステムの分だけ重くなることを忘れてはいけません。
ブレーキシステムによって車両の上部が重くなるので、実際の重量以上に重さの影響があり、キックバイクの操作性が悪くなってバランスをくずしやすくなります。
キックバイクが走ったり曲がったりするときに、重心の上の方でバランスをくずしてしまうと立て直しが難しく、大きく転倒する可能性が高くなります。
とっさのときに反応できるのは足
身に危険を感じたとき、「ブレーキをかければ車体は止まるからブレーキ!」ととっさに考えることは2歳児には難しいこと。
安全のためにはとっさのときに本能ですぐに対応できる足ブレーキが最善です。
おすすめのストライダー・キックバイク7選

2歳の子どもにジャストフィットするストライダー・キックバイクを厳選し、7モデルを紹介します。
2歳からが対象年齢になっていても実際には乗れないだろうと思われるモデルや、はじめから3歳以上が対象になっているモデルは除いてありますので、安心してご覧ください。
女の子の場合は男の子よりも力が弱いことが多いので、しっかり重量に注目してチェックするのがオススメです。
ストライダー・スポーツモデル

ストライダー・キックバイクのなかでいちばん人気、日本国内におけるシェアがナンバーワンなのはストライダー。
いくつか種類のあるストライダーの中でも、2歳にもっともおすすめなのはストライダー・スポーツモデルです。
我が家はスポーツモデルとストライダープロ、クラシックモデルの3種類を比べた上で、初めてのキックバイクをストライダー・スポーツモデルに決めました。
スポーツモデルと、少し安いクラシックモデル、パッと見ではステップのあるなしがとても目立ちますが、そこは正直どちらでもかまわないところ。
ほかには長いシートポストのあるなしと、サドルの素材や形状の違いがありますが、それもそこまで重要なポイントではありません。
値段だけ見ると、クラシックモデルのほうが3,000円ほど安いので、おトク感があるかもしれませんが。

多少値段が高くてもスポーツモデルをすすめるのには、ハンドルバーの直径に秘密があります。
むしろ「3,000円という差額の価値はハンドルバーにある! 」と言っても過言ではありません。
ストライダー・クラシックモデルのハンドルバーは大人の自転車と同じ規格となっており、グリップの直径は27mmもあるため、2歳のキッズが握るには太すぎます。
大人にちょうどいいサイズなのだから、2歳の手にフィットするわけがないのです。
一方、ストライダー・スポーツモデルはハンドルバーの直径が13mm、樽型グリップの直径が22mmとなっています。
ハンドルバーが細いだけでなく、グリップも樽型で握りやすく設計されているので、2歳の小さな手にもフィットします。
ストライダースポーツモデルの口コミ・レビューが気になる場合は下記のリンクからレビューをご覧ください。
ストライダー スポーツモデルの検索結果 レビュー件数順
カラー | グリーン, レッド, ブルー, ピンク, オレンジ, イエロー, ブラック |
対象年齢 | 1歳半-5歳 |
サドル高 | 285mm-475mm |
重量 | 3kg |
ストライダースポーツモデルは実際に乗ったレビューがありますのでこちらのページもご覧ください。

ストライダー・スポーツモデルにはデザイン性の高いコラボレーションモデルもあります。
最新コラボは2022年11月に発売されたムラサキスポーツ別注の数量限定モデル。
男女問わず選べるカラーがかわいいと話題になっています。
ムラスポ公式通販の他、実店舗でも販売されています
カラー | ベリー × エレクトリックピンク |
対象年齢 | 1歳半-5歳 |
サドル高 | 285mm-475mm |
重量 | 3kg |

ストライダージャパン公式ショップで販売されているコラボモデルは、STRIDER×神山隆二 RATFACEモデルで、2021年4月26日に発売されました。
bernのヘルメットにもラットフェイスモデルがあります
カラー | マットグレー × オレンジ |
対象年齢 | 1歳半-5歳 |
サドル高 | 285mm-475mm |
重量 | 3kg |

2014年から販売の続くセーブ・ザ・チルドレンモデルは2021年4月27日にカラーリングのリニューアルが行われました。
売上の一部が寄付に当てられるチャリティモデルです
カラー | ホワイト × ホワイト |
対象年齢 | 1歳半-5歳 |
サドル高 | 285mm-475mm |
重量 | 3kg |
ストライダーの色に悩んでいる場合にはこちらの記事をご覧ください。
12インチストライダーの対象年齢は1歳半からとなっていますが、初めて乗るのが2歳になっていても決して遅くはありません。
実際、ストライダーは2018年までは対象年齢が2歳からでした。
海外では以前より1歳半からでしたが、日本人はからだが小さい子どもが多いため、2歳からとしていたそうです。
1歳半からが対象年齢だから1歳台に購入しなくてはいけない! と思う必要はなく、2歳でも3歳でもストライダーを始めるのに遅くはありません。
我が家はストライダーは2歳の誕生日に与えるつもりでしたが、友だちのInstagramの投稿で『#1歳だってストライダー』キャンペーンを見て、1歳7か月にストライダースポーツモデルを購入しました。
スポーツとプロで悩んでスポーツにしました
ストライダー全モデルの違いはこちらの記事で確認できますのでご覧ください。
グロッバー・ゴーバイク デュオ

ダッドウェイから2021年11月に発売されたグロッバー・ゴーバイクデュオは、後輪がダブルになるという、他モデルにはない工夫がされたキックバイクです。
乗り慣れないうちは後輪をダブルにした『バランス安定モード』、しっかり蹴って進めるようになったら後輪をシングルにした『アクティブモード』。
付属の工具でかんたんに調整できるのでママでも安心です。
せっかくのキックバイクも、しっかり進むことができなくてはつまらなくなってしまうもの。
ゴーバイクデュオなら安定走行がスムーズにできるので、慎重派のキッズにも安心です。
8.5インチタイヤで小回りもききます
カラー | パステルブルー, レッド, パステルピンク ミント(ダッドウェイ限定) ホワイト×パステルブルー, ホワイト×パステルピンク×(トイザらス限定) |
対象年齢 | 2歳-5歳 |
サドル高 | 294mm-398mm |
重量 | 3kg |


グロッバー・ゴーバイクデュオの実車レビューが気になる方はこちらのページもご覧ください。
ラングスジャパン・バランスバイクアルミマット

バランスバイクの商標を持つラングスジャパンはキックバイクを2モデル展開しています。
なかでも2歳のキッズにおすすめなのは、軽量なバランスバイクアルミマット。
バランスバイクアルミマットは低年齢向けの低価格帯では珍しいアルミボディを採用。
1.7kgという重量は、ほかのキックバイクよりも圧倒的に軽くなっています。
ラングスジャパンには、もうひとつ、バランスバイクミニというモデルがありますが、ミニといっても、バランスバイクアルミマットよりも1kgも重く、最低サドル高も340mmで高さがあります。
名前だけだとなんとなくバランスバイクアルミマットよりもバランスバイクミニの方が低年齢向けに感じますが、実際はイメージとは逆なので購入するときには気をつけてください。
アルミ製ボディはスチール製よりも軽量です
カラー | レッド, ブルー |
サドル高 | 300mm-360mm |
重量 | 1.7kg |

S51コンセプト モンキーバイク
S51コンセプトのモンキーバイクは、ハンドルとサドルがブラウンにデザインされており、おしゃれでかわいらしいフォルムが特徴です。
6cmのワイドタイヤを採用しているので、低速でも転びにくく、2歳のキッズでも安定して走ることができます。
モンキーバイクがすっぽり入る、『モンキートート』が標準で付属。
コンパクトに運べるので、公園への往復がラクかもしれません
カラー | アップルレッド, ナイトブラック, サニーブルー, ベビーピンク, バナナイエロー |
サドル高 | 290mm- |
重量 | 2.5kg |

ストライダープロ
ストライダープロはストライダー・スポーツモデルと作りがほぼ共通していますが、ボディ素材にアルミを採用。
いちばんの違いが重量に出ています。
スポーツモデルはスチールボディで重量が3kg、ストライダープロはアルミボディで軽量化に成功し2.5kg。
実にペットボトル一本分の重量差があります。
ストライダープロはランバイクレースを想定した軽量化モデルですが、その軽さはレース以外でもアドバンテージに。
特に体幹がしっかりしていない場合は軽さがキモとなるので、からだが小さい子や女の子にはストライダープロはおすすめです。
ムラスポカラーは通常カラーよりも2200円もおトク!
カラー | シルバー, メタリックマルーン, メタリックアクア, ウルトラブルー, メタリックパープル |
対象年齢 | 1歳半位から5歳 |
サドル高 | 300mm-520mm |
重量 | 2.5kg |


D-bkie KIX AL
ブレーキ付きのキックバイクにこだわるならアイデスのD-bikeがおすすめ。
ボディにはアルミを採用しているので、ブレーキがついているにもかかわらず3.6kgという重量を実現。
Hondaコラボカラーもあり、車好き・バイク好きのパパに好評です。
カラー | レッド、ブルー、ネオンイエロー、ネオンピンク、アルシルバー、ブラック / レッド |
サドル高 | 300mm - |
重量 | 3.6kg |
ストライダーST-R

ストライダーの中でも究極のレーシングモデルにストライダーST-Rがあります。
フレーム、フロントフォークだけでなく、ホイール、ハンドルバー、シートポストにいたるまで、ぜいたくにカーボンを使用。
サードパーティ製カスタムパーツも多く、思い思いにアップデートできます。
2022年1月21日には新色のブルーが登場しました。
我が家は初代カラーのレッドを購入しました
カラー | エクスポーズドカーボンウエィブ × ブルー |
対象年齢 | 1歳半から5歳 |
サドル高 | 280mm-480mm |
重量 | 2.5kg |

ストライダーST-Rの実写レビューはこちらの記事をご覧ください。
【レビュー】ストライダーST-R!カーボンをふんだんに使ったレーシングモデルを解説!
2歳から出場できるランバイクの大会がある

ストライダーをはじめとしたキックバイクの大会は、全国で毎週のように開催されています。
ストライダーでしか出場できない大会や、ストライダー以外のキックバイクでも出場できる大会があります。
それぞれの大会でレギュレーションが違うので、必ず開催要項を確認してからエントリーしましょう。
多くの大会は2歳クラスからカテゴリーがあり、小さな子どもが懸命に走っている姿はかわいらしく、また、頼もしくもあります。
娘は2歳4か月でレースデビューしましたが、初めてのレースで予備予選、予選、決勝と3本完走。
夫婦そろって感動したのをいまでも思い出します。
大会出場を考える場合にはこちらの記事が役に立ちます。
ヘルメットとプロテクター、グローブ

ストライダー・キックバイクを買おう! と決めたなら、同時にヘルメットとプロテクター、グローブも用意しましょう。
かぶり心地、付け心地を重視した上で、子ども用を選ぶのは当然ですが、子ども用なら何でもいいわけではありません。
子どもといえば小学校6年生も子どもですが、2歳と小学校6年生では、50cm以上もの身長差があります。
もし幼児用だとしても、2歳と5歳では、身長が20cmも違います。
ヘルメットの選び方と年齢別のおすすめモデルをランキングにしましたのでこちらの記事もご覧ください。
【ヘルメット】ブリヂストン コロン

2歳におすすめのキッズヘルメットは、北欧テイストのカラフルなデザインが特徴のブリヂストン・コロンです。
コロンはSG規格もクリアしており、安全性に確かな保証があります。
それでいて2,000円台と、非常に高いコストパフォーマンスをほこる逸品。
我が家のファーストヘルメットは、コロンのレッドでした。
3歳半ばに、レース用のフルフェイスヘルメットに切り替えるまで、コロンを愛用しました
ブリヂストンのコロンについては実際に使ったレビューがありますのでご覧ください。
カラー | ピンク, ライトブルー, イエローグリーン, レッド, ブルー |
頭囲 | 46cm-52cm |

【プロテクター & グローブ】シンプリーキッズ 軟式プロテクターセット
Amazonで販売している、シンプリーキッズのプロテクターセットは、ソフトシェルでフィット感が抜群に高いのが特徴です。
ラインナップには、2歳から4歳が対象年齢のSサイズがあり、デザインも豊富なので、選ぶのがたいへんなくらい。
無段階で留めることができ、ブカブカで落ちてしまうということがありません。
ヒジパッド、ヒザパッドのほかに、グローブも付いてくるのもうれしいポイント。
シンガード(すねあて)がない初代デザインと、シンガードがある二代目デザインがありますが、キックバイクにはシンガードはいらないので初代を選びました。
シンプリーキッズのソフトプロテクターを実際に使ったレビューはこちらです。
購入する場合には15%安くなるディスカウントクーポンコードがあるので、クーポンを使うのを忘れないように注意してください。
Copyボタンでクーポンコードをコピーできます。
SIMPLYKIDS15
グローブもセットで2,533円になるのはお買い得だと思います

背負えるバッグでストライダー・キックバイクを持ち運ぼう

抱っこ魔の2歳。公園で遊んだあとに「だっこ!」と言い出すのは珍しくありません。
背負えるバックを持ち歩いて抱っこ攻撃に備えておかないと、10キロを超える子どもと3キロ前後のキックバイクの両方を抱えて歩くことになります。
我が家は公園から250メートルしかないのですが、抱っこしながらストライダーを運ぶのは本当につらい道のりでした。
ハローエンジェル ペダル無しキッズバイク専用 4wayバッグ
キックバイクを横にして背負えるバッグで、肩掛けや手提げにもできます。
ヘルメットやプロテクター、グローブもまとめて中に入れて運べます。
12インチストライダー専用となっていますので、その他のキックバイクについては、きちんと入るサイズか確認してから購入しましょう。
コンパクトにまとめて持ち歩くこともできます
ハローエンジェル ペダル無しキッズバイク専用 4wayバッグのレビューはこちらのページをご覧ください。

まとめ

ここまで、2歳におすすめのキックバイクを7モデル厳選して紹介しました。
これらのキックバイクがいっしょなら、親子の時間が楽しくなることは間違いありません。
2歳といえば、歩くだけでなく、走ることもできるようになり、からだを動かすのがなによりも楽しい時期です。
からだも心も子どもの可能性を引き出したい、そんな2歳という時期に、キックバイクは最適なスポーツトイです。
特にバランス能力と体幹強化が期待でき、ほかのスポーツにも応用が効くのがキックバイクならではと言えます。
- ストライダーを選んで長く使う
- 格安キックバイクを購入して、ハマったら上位モデルを検討する
- レース用モデルで大会に出場する
さまざまなスタイルがありますので、じっくりと考えてみてください。
今回のイチオシはストライダースポーツモデル!

ストライダースポーツモデルの実車レビューはこちらのページでご覧ください。
PICK UP
2023年秋の限定モデル!ムラサキスポーツコラボのストライダースポーツはこちら!

2023年限定の新色・アイスブルーが3月に登場!

2022年11月18日発売!毎年人気のムラサキストライダーコラボモデル!
