カーボンをふんだんに使ったストライダーST-R。
その存在は知っていても、どんなストライダーなのかを知っている人は少ないのではないでしょうか。
ストライダーST-Rは圧倒的に軽量。
軽量だからスタートダッシュが最強。
スタートダッシュが効くからレースで上位を取れる。
ストライダーカップではストライダーST-Rが上位にずらりと並びます。
ストライダーST-Rのレッドを予約開始日に予約した我が家。
ひと月後に届いたストライダーST-Rはとても美しいストライダーでした。
はじめはノーマルで使用しましたが、レースに出場するために若干のカスタムを施して愛用しています。
カーボンモデルのストライダーST-Rについて、口コミやレビューはネット上にほとんどありません。
評判はどうなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は実際に使った上で感じたことを含め、どんなストライダーなのかご紹介していきたいと思います。
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ストライダーST-Rの特徴
ストライダーST-Rの特徴といえばなんと言ってもその軽量さ。
そしてカーボン独特のルックスです。
重量
ストライダーST-Rの重量は2.5kg。
ストライダースポーツモデルは3kg、ストライダーPROは2.5kg。
「ストライダーPROと変わらない重さじゃないか!」と思うかもしれませんが違います。
ストライダーST-Rはカーボン製ホイールとゴムタイヤを装着しているのに対して、ストライダースポーツモデルやストライダーPROはプラスチック製ホイールにEVA樹脂(プラスチックの一種)のタイヤを装着。
ストライダーST-Rのゴムタイヤのほうがタイヤの重量があります。
フレームのみの重量はストライダーST-Rが420g。
スポーツモデルが1045g、ストライダーPROが630g。
フレームだけで見てもストライダーST-RはストライダーPROよりも210gも軽量です。
ストライダーST-Rはフロントフォーク、ハンドルバー、シートポストにもカーボンを使用しているので、ホイール & タイヤ以外の部分をかんがみるとさらに重量差は広がります。
ストライダースポーツモデルやストライダーPROにゴムタイヤを履いた場合を考えると、ストライダーST-Rは圧倒的に軽量。
ゴムタイヤが必要か否かは考えが分かれるところではありますが、レースシーンでは上位陣のゴムタイヤ率は9割を超えているのではないでしょうか。
ルックス
ストライダーST-Rにはカーボンがふんだんに使われており、そのルックスでもカーボンは独特の存在をアピールしています。
現行モデルのフレームはブルーとカーボン模様の切り替えパターン。
ハンドルバーとシートポスト、ホイールリムは素材を活かしたカーボン模様です。
とくにお父さんの心をくすぐりそうなルックス。
主観ではありますがかなりカッコいいです。
ストライダーST-R各パーツの詳細
ストライダーST-RのパーツはほとんどがST-R専用設計。
ほかの12インチストライダーと共通するのはサドルとハンドルグリップだけです。
各パーツについて細かくチェックしていきましょう。
フレーム
ストライダーST-Rのフレームはカーボンファイバー製。
カーボンは圧倒的に軽くて丈夫なマテリアルで、比重は鉄の1/4しかなく、強度は10倍あります。
一方で製造コストが高いという短所があり、それが製品の価格差に反映されています。
ストライダーST-Rのフレームは前述の通り420gと、ほかの12インチストライダーよりも軽量です。
フロントフォーク
ストライダーST-Rはフロントフォークもカーボンファイバー製。
こちらも軽量で丈夫です。
ハンドル周りのヘッドパーツ
世界最軽量と言われるヘッドセットとアルミニウムステムを採用。
ハンドルバーが前方にシフトしてセットされているため、乗車時に前傾姿勢を取りやすくなっています。
ほかの12インチストライダーのシフトは0。
前傾姿勢を取りやすいということはスピードを出しやすいということです。
ハンドルバーは22mm径でカーボンファイバー製。
ハンドルグリップはストライダークラシックモデルと共通なので、ストライダースポーツモデルやストライダーPROよりは太い設計になっています。
ハンドルグリップは2歳3歳には太すぎるため、レースシーンでは薄いグリップや細いハンドルバーにカスタムするのがほとんど。
ハンドルバーの太さについてはスポーツモデルやPROのほうが優位です。
ホイール & タイヤ
ホイールには軽量なカーボンリムを採用。
スルーアクスル方式でセットされます。
タイヤはCSTのIron Kid。
我が家の初代ST-RはSchwalbeのBig Appleでしたが、現行モデルはよりレーシーに変更されています。
一方、ストライダーST-R以外の12インチストライダーはプラスチックホイールにEVA樹脂のタイヤ。
EVAタイヤはコストパフォーマンスには優れており、パンクしない設計ですが、乗り心地ではゴムタイヤにかないません。
スピードを出す場合にもゴムタイヤのほうが限界が高くなります。
サドル
ストライダーST-RのサドルはストライダースポーツモデルとストライダーPRO、ストライダー14xと共通のパフォーマンスシート。
ほんの少しのクッション性があります。
レースシーンでは、蹴ったときの足運びのしやすさとクッション性を求めてカスタムするのがほとんどです。
ストライダーST-Rのメリット
カーボンをふんだんに使っているので軽い
上で述べたとおり、カーボンをふんだんに使用したストライダーST-Rは軽量です。
軽量だとスタートダッシュで差が付くので、レースで有利になります。
第一コーナーから先で先行ライダーを差すのは難しいもの。
レースで上位に入るためには第一コーナーを制する(ホールショットを奪う)のは必須です。
年齢が上がるほど初速に差が出るので、ストライダーカップの3歳・4歳クラスではストライダーST-Rが上位に入ります。
とにかくカッコいい
冒頭でも述べましたが、ストライダーST-Rのスタイリッシュさはほかの12インチストライダーではかないません。
これは完全に主観なので、そうではないと感じる人も少なからずいるとは思いますが。
ストライダーST-R専用設計なので、ほかのモデルとは大きくフォルムが違います。
パッと見て違うモデルだとわかるほど。
メリットと言えるかどうか謎かもしれませんが、この特別感がストライダーST-RをストライダーST-Rたらしめているとわたしは考えます。
ストライダーST-Rのデメリット
さて、ここまで良い面、優位な面ばかりをチェックしてきましたが、ストライダーST-Rにはデメリットもあります。
隠さずその全貌をお伝えしようと思います。
カーボンをふんだんに使っているので高い
強くて軽いカーボン素材ですが、その反面で高価だという点は注目に値します。
子ども向けのおもちゃで10万円を超えるというのはなかなかほかでは見られないのではないでしょうか。
2022年7月の価格改定時にストライダーST-Rは価格据え置きになりましたが、元の価格が高いのでお得感はあまりありません。
ほかのストライダーで使っていたホイールはそのままでは取り付けできない
ストライダーST-Rは取り付け方式が異なるため、ほかの12インチストライダーのホイールは装着できません。
純正ホイールだけでなく、一般的に販売されているカスタムホイールも12インチストライダー用に設計されているので装着できません。
ストライダーST-Rに一般的なホイールを装着するには、特殊な取付部品を使ったり、専用スペーサーを使った加工をすることが必要です。
ストライダーエンジョイカップに出場できない
ストライダージャパン主催のストライダーカップには出場できるストライダーST-Rですが、ストライダージャパン公認のストライダーエンジョイカップには出場できません。
ストライダーエンジョイカップはストライダーST-Rでは出場できない規定なのです。
ストライダーカップよりもカジュアルなストライダーエンジョイカップ。
すぐに定員に達して募集が止まるくらいとても人気のある大会です。
ストライダーST-Rでは出場できないことは覚えておいてください。
ストライダーST-Rのカスタム
さて、我が家のストライダーST-R。
はじめはカスタムをしない代わりに高価なモデルを購入したつもりでしたが、レースでもっと優位に運ぶためにいくつかのパーツをカスタムしています。
写真を見てすぐわかる派手なホイールを含め、どんなカスタムをしたのかをご紹介します。
ハンドルバー
2歳10か月のときにハンドルバーをカスタムしました。
標準のハンドルバーは長さが380mmですが、2歳に合わせて360mmに変更しています。
ストライダー用として市販されているカーボン製ハンドルバーは高価なものが多いので、AmazonでおとなのMTB用を購入し、360mmまでカットしました。
同時に純正の太いハンドルグリップをチャンプグリップという薄いグリップに変更しています。
5歳になって純正のハンドルバー380mmに戻し、チャンプグリップを装着。
いまでは細めのハンドルバーも市販されているので、いまカスタムをするなら細めのハンドルバーにしていると思います。
そのくらい純正は太いです。
ステムは純正のままです。
ホイールとタイヤ
2歳10か月のときのカスタムでは純正ホイールはそのまま、タイヤを組み換えSchwalbeのHS-140に変更しました。
ストライダーST-R純正のBig AppleはHS-140と同じくSchwalbe製ですが、太くてハンドル操作が難しい上に重量があります。
このカスタムでは操作がしやすいよう細く、軽量になるようにしました。
その後、ホイールはアルミホイール・Mach Vit Fryに変更し、タイヤはそのままHS-140を継続。
Mach Vit Fryは一般的な12インチストライダー向けのホイールなので、ストライダーST-Rの特殊な部品に合わせて調整してもらいました。
このときにベアリングもより回転のなめらかなセラミックベアリングに変更しています。
サドル
同じく2さい10か月のカスタムのときにサドルを変更しています。
サドルはOCFのNarrow Saddle。
レース時に後方への足運びがスムーズになるようにというカスタムです。
レースシーンでのNarrow Saddleのシェアは高く、もっとも人気が高いサドルといって過言ではありません。
サドルに貼るノンスリップテープもこのときに施しました。
ストライダーST-Rはこんな人におすすめ
そんなストライダーST-R。
どんな人におすすめなのかを考えてみました。
ストライダーカップで優勝したい!
「ストライダーカップで優勝したい!」
そう考えるパパとママにストライダーST-Rはおすすめです。
ストライダーPROで優勝できないわけではありませんが、レースにおいては軽量なストライダーST-Rが圧倒的に優位です。
過去にストライダーPROで優勝したキッズがいないわけではありませんが、ストライダーST-Rの登場以来はほとんどの上位者がストライダーST-R。
とくに4歳クラスでは顕著です。
少なくともスチールフレームのストライダースポーツモデルやストライダークラシックモデルでは太刀打ちできません。
2歳クラスではストライダーPROでの優勝も珍しくはないので、まずストライダーPROを購入し、あとからストライダーST-Rを検討するのも悪くはないと思います。
人と違うものを持ちたい!
「人と同じものはつまらない。自分だけの価値観を貫きたい。」
というパパとママにもストライダーST-Rはおすすめです。
高価なだけあって市場のシェアは圧倒的に低いストライダーST-R。
街の公園でかぶることはめったにないでしょう。
とにかくカッコいいものが好き!
何度も主観を述べていますが、ストライダーST-Rはとにかくカッコいいです。
ルックス至上主義のパパ・ママにはもってこいのアイテムだと思います。
もとからの優れたルックスにほかの人が持っていない特別感があいまって、所有者の満足感は高まります。
まとめ
我が家で3年5か月愛用してきたストライダーST-R。
その魅力をお伝えできたでしょうか。
買うか買わないか、値段が値段なだけに大いに迷うところではあります。
我が家では愛着がわき、お気に入りのストライダーとなっています。
安い買い物ではない一台ですが、買ってよかったと感じています。
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