
1歳半や2歳からが対象年齢のキックバイクは、3歳ではじめるのでは遅いのではないか? と思うかもしれません。
実は、対象年齢が3歳からとなっているキックバイクも多くあり、1歳・2歳のときに比べて、選べるモデルが増えています。
1歳・2歳のときよりも体幹がしっかりしているので、バランスをとって安定して走ることができ、より楽しさを実感できるはず。
3歳という年齢はキックバイクデビューするには決して遅くありません。

楽しくバランス感覚を鍛えることができ、運動への興味も深まるキックバイク。
むしろ、キックバイクほど3歳のキッズにオススメできる乗り物はほかにない、といえます。
3歳におすすめのキックバイクとして、
- ストライダーのベストセラー・ストライダースポーツモデル
- 軽量でレースにおすすめのストライダーPRO
- レーシング特化のハイエンド・ストライダーST-R
- シンプルで安い西松屋
- おしゃれ感の高いトーキョーバイクのこどもビームス別注パドル
この5つのモデルを解説していきます。
2022年11月18日、ストライダー ムラサキスポーツコラボモデルに限定カラーが登場!

タップできるもくじ
選び方
3歳のキッズにキックバイクを選ぶときのポイントは、
- ブレーキが付いていない
- タイヤがプラスチック製で軽い
この2点です。
ブレーキが付いていたほうが止まるときに安全ではないか、タイヤがゴム製のほうが安定して走れるのではないか、そう思うかもしれません。
ブレーキはいらない

3歳のキッズを対象年齢にしたキックバイクでもブレーキが付いているモデルがありますが、ブレーキは本当に必要なのか考えてみてください。
わたしは3歳ではブレーキをしっかり握れないので、ブレーキは不要と考えます。
もししっかりブレーキを握ることができても、3歳ではその握る加減を調整できず、0か100かの極端なブレーキになるのではないでしょうか。
走っている状態で100のブレーキをかけたら急ブレーキになり、ロックして転倒することは容易に想像できます。
ブレーキ付きのキックバイクもリアブレーキのみのモデルがほとんどですが、ブレーキの強さを調整してあったとしても安全だとは思いません。
安全のためにブレーキ付きを、と思うなら、4歳以上になって力の強弱がつけられるようになってからブレーキ付きのモデルを選ぶべきです。
使えないブレーキシステムは邪魔で重くなるだけです
しかも、ブレーキ機構は主に上部についているので、重心が移動したときにバランスをくずしやすくなる可能性さえあります。
ちなみに、キックバイクのレースではブレーキ付きのモデルは、安全のためにブレーキが効かないように調整しないと出場できない大会がほとんど。
急ブレーキでの本人の転倒が危ないのはもちろん、急に止まるとうしろを走る子どもにも影響を及ぼすからです。
ゴムタイヤは重い
ゴムタイヤをはいたキックバイクのほうがクッション性が高いため、走りやすそうに思えます。
ゴムタイヤを採用したキックバイクは、なぜかほとんどがブレーキ付きのため、タイヤだけでなくブレーキの分も重くなります。
一方、EVAなどのプラスチック製のやタイヤはゴムタイヤ、特にチューブ入りのゴムタイヤよりも圧倒的に軽いため、走りやすく、扱いもかんたん。
それでもやっぱりゴムタイヤが気になるなら、キックバイクに乗り慣れてからカスタムでゴムタイヤを選ぶのもひとつの手です。
おすすめキックバイク5モデル
3歳のキッズ向けでブレーキがなく、タイヤがゴム製でない軽量なモデルを選びました。
どのキックバイクもサドルの高さが調整でき、成長に合わせて長く使えます。
ストライダー スポーツモデル

ストライダーといえばコレ!いちばん人気の高いストライダースポーツモデル。
ストライダーの各モデルの違いはどこにあるのかイマイチわかりにくいかもしれませんが、乗りやすさとコストパフォーマンスを重視するとスポーツモデルがピカイチです。
ストライダーの12インチモデルは4つあり
- ストライダー発売当初からのモデルを継承したクラシックモデル
- クラシックモデルを改良し、ハンドルを握りやすくしたスポーツモデル
- アルミボディでスポーツモデルをより軽量にしたプロ
- まったく新しいレース専用カーボンモデルのST-R
があります。
シートの高さ調整の幅が大きいことやハンドルグリップの太さのことを考えると、12インチストライダーの中ではスポーツモデルがもっともコストパフォーマンスが高いといえます。
ストライダースポーツモデルについてくわしくはこちらのレビューをご覧ください。
低年齢からが対象年齢になっているストライダーは、もしかしたら3歳には小さいのではないか? と考えるかもしれません。
ストライダースポーツモデルは、かんたんにシートの高さが変えられるので、3歳、4歳、5歳でも問題ありません。
成長してサドルが低くなったら、付属のXLロングシートポストに交換して高さを調整してください。
ストライダーにまたいで立ち上がった状態で、おしりの下に指4本分のスペースをあけるのがサドルの高さの目安です。

ストライダークラシックモデルのほうが安いので、クラシックモデルにしようか悩んでいる方もいると思います。
わたしも1台目でストライダースポーツモデルを買ったときにそのポイントで悩みました。
クラシックモデルはストライダー発売以来の伝統を継承したモデルで、ハンドルバーが大人の自転車の規格で作られています。
大人の手にしっくり来る太さのグリップが3歳にフィットするはずがありません。
クラシックモデルを選んで、あとでハンドルバーセットを交換するには2,750円、パフォーマンスXLシートを追加するには2,420円、合計5,170円かかります。
スポーツモデルとクラシックモデルの差額は2,860円ですが、2,860円以上の価値がハンドルバーとシートポストには存在します。
ストライダーのどのモデルにするか迷っている場合には各モデルの違いをくわしくまとめたこちらのページをご覧ください。
カラー | グリーン, レッド, ブルー, ピンク, オレンジ, イエロー, ブラック |
サドル高 | 285mm-475mm |
重量 | 3kg |

キックバイクではダントツでシェアナンバーワンのストライダー、ほかの子とかぶるのがイヤだと思う方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのはストライダーのコラボモデル。
ストライダーにはスポーツモデルをベースにしたさまざまなコラボモデルがあります。
とくにオススメしたいのは、2022年11月に発売されたムラサキスポーツ限定カラーのコラボモデルです。
フレームはポップなベリーカラー、ホイールは発色の良いエレクトリックピンクとなっています。
おしゃれ感が非常に高いのが特徴です
カラー | ベリー × エレクトリックピンク |
サドル高 | 285mm-475mm |
重量 | 3kg |

2021年4月にカラーリニューアルしたのはコラボモデルのセーブ・ザ・チルドレンモデル。
購入1台につき1,000円がセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンに寄付されます。
白いボディのストライダーはほかにはありません

ストライダーPRO
同じくストライダージャパンが展開するストライダーPRO。
ストライダーPROはストライダースポーツモデルと同じ細身のハンドルバーを採用していますが、アルミボディでレーシング用に作られています。
スポーツモデルより高価になりますが500gの軽量化に成功しているので、大会デビューするならストライダープロがおすすめです。
カラー | シルバー, メタリックマルーン, メタリックアクア, ウルトラブルー, メタリックパープル |
サドル高 | 300mm-520mm |
重量 | 2.5kg |
ストライダーST-R

もっともっと本格的にストライダーで大会を回るつもりなら、カーボンモデルのストライダーST-Rという選択肢もあります。
こちらは大人顔負けのカーボンテクノロジーをふんだんに使ったモデル。
高価ではありますが、ほかのメーカーのカーボンフレームにカーボンホイールをあわせるよりもずっと安くすませることができます。
2021年1月、新色ブルーが発売されました
カラー | エクスポーズドカーボンウエイブ × ブルー |
サドル高 | 280mm-480mm |
重量 | 2.5kg |

西松屋スマートエンジェル 足けりバイク エンジョイライド ベーシック
西松屋オリジナルブランドのスマートエンジェルは、3種類のキックバイクを展開しています。
3歳のキッズにもっともおすすめなのは、ER Basic こと、足けりバイクエンジョイライドベーシックです。
パステルカラーにホワイトグレーのタイヤがかわいいので、パット見では西松屋だとは気づかないかもしれません。
西松屋ではほかにコンパクトなエンジョイライドミニ、ブレーキ付きのエンジョイライド2があります。
西松屋のキックバイクはこちらのページで解説しています。
カラー | ブルー, ピンク |
サドル高 | 320mm-380mm |
重量 | 3.4kg |

tokyobike × こども ビームス / 別注 tokyobike paddle
オシャレなデザインとカラーが目立つトーキョーバイクのトーキョーバイクパドル。
トーキョーバイクパドルにはビームス別注カラーのブルーがあります。
タイヤはチューブタイヤを採用しているので3.8kgと若干重め。
走破性と走行安定性が高いので、実際の重量感はあまり感じないかもしれません。
パステル系ブルーなので、男の子だけでなく女の子にも似合うのがポイントです。

3歳半を過ぎていたらストライダー14xという手も
3歳半を過ぎて、いまさらストライダー……、という場合には、ストライダー14xという手もあります。
ふつうのストライダーよりも一回り大きい14インチ。
ペダルがあとから装着でき、自転車としても使用できるモデルです。
3歳なりたてでは足が届かなかったりちょっと重かったりするかもしれませんので、身長や筋力に合わせたチョイスをしましょう。
ストライダー14xのレビューはこちらの記事をご覧ください。
【乗ってみた】ペダルを付けて自転車に!ストライダー14x実車レビュー!
キックバイクの大会に出てみよう!

キックバイクの大会は毎週末全国で開催されています。
どの大会も3歳クラスがいちばん出場者が多くて盛り上がります。
3歳になるとしっかり蹴れるようになっているので、「よし、大会に出てみようか!」とチャレンジする方が増えるからかもしれません。
2歳でレースデビューしていなくても、3歳ではじめてレースに出て、いきなり優勝しちゃった! なんていう話も珍しくありません。
ビギナー向けクラスや未優勝者しか出場できないカジュアルな大会などを選ぶと、初めてでも緊張しないで走れるのでおすすめです。
大会に出るときにはこちらの記事で予備知識を付けておくと安心して挑めます。
あわせて買いたいヘルメット&プロテクター

安全にキックバイクに乗るためには、ヒジとヒザが出る服装やサンダル履きは絶対NGです。
キックバイクに乗るのに適した服装やくつを用意して、頭を守るためにヘルメットを必ずかぶりましょう。
子どもの安全を守るのは親の役目です。
メロンヘルメット
ヘルメットのおすすめは軽さが特徴のメロンヘルメット。
ハードシェルでおしゃれなヘルメットの中では圧倒的に軽量で、子どもへの負担が少ないのがうれしいポイントです。
メロンヘルメットは娘も使っており、M-Lサイズのレビュー記事がありますのでぜひご覧ください。
XXS-S | M-L | |
頭囲 | 46cm-52cm | 52cm-58cm |
重量 | 265g | 280g |

シンプリーキッズ ソフトプロテクター
3歳のキッズにおすすめのプロテクターはシンプリーキッズのソフトプロテクターです。
からだにフィットしやすい素材を使っており、つけ心地がいいのが特徴。
グローブまで付いているのでコストパフォーマンスもかなり高いといえます。
Amazonで販売されており、15%引きのクーポンを配布しているので精算のときに使ってください。
右のコピーボタンでコピーできます。
SIMPLYKIDS15
SとMの違いはグローブの大きさだけです
シンプリーキッズのプロテクターはこちらにレビューがありますのでご覧ください。
まとめ
3歳というアクティブな時期におすすめのキックバイクを選びました。
自転車や三輪車と迷うかもしれませんが、キックバイクは3歳で乗って後悔しないアイテムです。
安全を確保しながらたくさんキックバイクに乗って、親子の時間を濃密で楽しい宝物にしてください。
いろんなことに興味を持ってチャレンジしたがる3歳、キックバイクならしっかりからだを鍛えられる上に、たくさんの「できた!」を感じながら成長できることでしょう。
今回のイチオシはストライダースポーツモデル!
ストライダースポーツモデルのレビューはこちらのページです。

PICK UP
2022年11月18日発売!毎年人気のムラサキストライダーコラボモデル!

2021年3月 KEENからストライダー用シューズが新発売!

2021年3月 ストライダー用シューズがリニューアル

2022年1月21日 新色ストライダー発売開始!
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