待機エリアでお昼を食べたあとはいよいよフリー走行です。
試走や公開練習、インスペクションなどとも呼ばれますが、コースを走って覚えるための時間。
何分か走ったあとにはスタート練習もありました。
わたしの緊張感も高まります。
ストライダーカップがほかの大会と大きく違うのはこのスタート台。
3段ほど高くなっており、スタート直後がスロープになっています。
速い子はスタートから5mですでに一歩以上前にいます。
カーボンフレームのストライダーST-Rは軽量なため、スタートでの飛び出しが早くでき、最初からリードできる可能性が高くなります。
重いフレームにメリットがないわけではなく高速安定性に優れています。
ストライダー・ランバイクのレースにおいてはスタートから最初のコーナーまでが最重要であるため、カーボンフレームの人気が高まりました。
値段が高いからいいわけではなく、性能が高いからいいということ。
2歳クラスで本人の負けん気と蹴り足のたくましさ、そして回転力、いわゆる『エンジン』がものを言いますが、4歳クラスにもなるとエンジンとマシンの両方が求められます。
ストライダーST-Rはただ高いだけのマシンではありません。
購入時の製品重量だけを見るとそんなに軽くないと思うかもしれませんが、最初からゴムタイヤを履いた状態で計測しているので、軽くないのは当然。
ストライダーPROやスチールフレームのストライダーにゴムタイヤを履かせたらぜんぜん重くなります。
ストライダーカップでのストライダーST-Rの割合は5%もいないくらいでしょうか。
値段が値段なだけあって、シェアは高くないです。
3割はストライダーPRO、残りは鉄フレームのストライダーです。
ノーマル車両も多く見られ、「大会出るならカスタムしなくちゃいけない!」なんていうこともありません。
いよいよレース開始。
娘は第5ヒートくらいだったかな?
ゲートに入るとひとりひとり名前を読み上げてもらえます。
娘は自分の名前が呼ばれるととても大きな声で「はい!」と返事ができました。
スタートの緊張で手汗がやばい母。
そしていよいよスタート。
「レディ・セット・GO!」の合図とともに駆け出します。
スタート直後は3番手・4番手に付ける位置!
このまま転ばすにゴールしてほしいところです。
勝ち抜けは3人。
中盤はわたしがいるところからほぼ見えませんでしたが、最終コーナーは3位でまわってきました。
準決勝が見えます。
やったー!!と思ったら最後、フィニッシュラインを切る手前で両足を上げてスーイ。
2週間前のとちキッズCUPのときにも「最後は走り抜けないとだめだよ!」と伝えたにもかかわらずまた!
ふだんの練習のときから何度も何度も何度も何度も言っているのですがどうしても伝わらない模様。
猛追する4番手の子の姿に「ギャーーー!」と叫ばずにいられない母。
そんな声はまったく届かなかったようですが、なんとか抜かされずにゴールでき、準決勝へとコマを進めたのでした。
カメラが趣味で流し撮りが好きなわたし。
チームメイトのRくんの勇姿もしっかり記録。
スタート直後から前に飛び出しトップを走ります。
Rくんはこのあと転倒して敗者復活戦に回りましたが、敗者復活戦でしっかり1位を取って準決勝にコマを進めました。
敗者復活戦、サブコースを試走なしで走るんだから1位はかなりスゴイ。
上の写真のヒートはフルフェイスの子が多いですがそれでも半分以下。
全体で見ると4歳クラスでフルフェイスは2割程度かな?と感じます。
RCSのようなガチレースに比べるとカーボン率もフルフェイス率も低いようです。
安全規格を通ったおすすめヘルメットはこちらのページからご覧ください。
地区予選などもなく、出場資格は年齢制限のみ。
早打ちか抽選でエントリーが通れば誰でも出場可能。
スタート直後、お父さんお母さんは半数以上がスマホで後ろから撮影していました。
4歳クラスの開催時、コースサイドでは3歳クラスの表彰式がありました。
優勝した選手には大きな優勝カップが。
かぶっているOGKカブトのヘルメットは優勝者だけの特別仕様です。
と、ここで問題勃発。
準決勝、「走りたくない」といい出す娘。
出た〜、得意ワザの出走拒否。
周りの子のほうが速い、勝てない、となると勝負を放棄するクセがあります。
負けずぎらいをこじらせてしまい、「勝てるようにがんばる!」ではなく、「勝てないならやらない!」になっています。
気持ちはわからなくない、わからなくはないんだが走ってほしい。
説得に説得に説得を重ね、なんとかスタートエリアに連れ出し、どうにかこうにか出走拒否はまぬがれました。
準決勝は12人での勝負。
なんと半数の6人もが決勝に勝ち抜け。
これはワンチャンあるか!?と期待が高まります。
「とりあえずスタートしてくれ〜、そして転ばないでくれ〜」と祈りながらの応援。
MCの「レディ・セット・GO!」でスタートすると、速い子たちはやっぱり速い。
スタート直後から差をつけられます。
「転ぶなー、がんばれー」と心のなかで叫びながらカメラをかまえる母。
またしても中盤はほぼ見えません。
最後のコーナーの先で待ち構えていましたが、残念ながら6番手以内には入れず。
決勝出場の夢はついえたのでした。
それでもスタートして走りきったのはエラい!とほめちぎった母と父でした。
4歳クラス準決勝のあと、コース内では14xクラスが始まりました。
14xクラスの予選と準決勝を行ってから4歳クラスの決勝、そのまま14xクラスの決勝となります。
わがチームからはKくんが参戦。
力強い走りで魅せ、決勝にコマを進めました。
我が家はというと、14xクラスが進んでいる間に選手インタビューコーナーを体験してきました。
レースが楽しかったか、レースのどんなところが楽しかったかなどを聞かれると、おどおどしながらも答えていました。
「ストライダーのどんなところが好き?」と問われるとチーム名をあげた娘。
意外な答えに驚きながらも、みんなとワイワイやるのがはたから見ている以上に楽しいのだなと思いました。
「赤色の衣装がとってもステキですが好きな色を教えてください」と問われると、「赤」と。
ピンクがいちばん好きでふだんはピンクばかり着ているのに赤に誘導され、赤と答える姿に笑ってしまいました。
そのあとカメラに向かって「がんばるぞ」をうながされると、蚊の鳴くような声で「がんばるぞー」と答えていたのでした。
インタビューを終え、娘とお父さんが全員表彰&お楽しみ抽選に並んでいる間、わたしは決勝を撮影。
我らがチームからはTくんとRくんのふたりが勝ち進んでいます。
24人のライダーがいっせいに走る姿は圧巻。
ツワモノによる混戦を制したのはウルトラブルーのストライダーPROに乗ったライダー。
カーボン勢を押さえての優勝です。
2位にはストライダーST-Rのガールズライダーが。
男子優位のこの競技で準優勝はスゴい!
TくんとRくんは6位と7位で最終コーナーに現れました。
ここで両足でスーイと行くライダーは皆無。
フィニッシュラインまでしっかりと蹴り進みます。
ふたりとも先行を差すことはできませんでしたが、最後まで走りきり、入賞という優秀な成績をおさめることができました。
ストライダーカップ2021東京ラウンド、最後のレースは14xクラス決勝。
4歳から6歳までのライダーが14インチの車体を繰ります。
14xクラス決勝スタート。
優勝候補筆頭のライダーが一歩前に出てレースを引っ張ります。
テクニカルな中盤も転倒することなくクリアしていく姿はまさに人馬一体。
百戦錬磨の力を見せつけ、そのまま最終コーナーを抜けてレースを制しました。
Kくんは表彰台は逃しましたが5位でフィニッシュ。
走り切る姿は未就学児とは思えない勇ましさでした。
そして4歳クラス表彰式。
ほこらしげなTくんとRくん。
この経験は大きな自信につながるはず。
上位3人の表彰ではMTBプロライダーがプレゼンターとして登場。
派手なパフォーマンスをするはずがコケて大惨事。
ぐにゃりとホイールが曲がって場内は静まり返ります。
あれはびっくりした。
14xクラス、5位のKくんも表彰状を高く掲げて戦果をアピール。
14xクラス優勝のライダーは自前のゼッケンプレートを装着していました。
ストライダーカップは規定さえ満たしていればゼッケンプレートのデザインは自由です。
我が家は記念にもなるしとオフィシャルゼッケンプレートを買いましたが、記念っていってもあとで見返すこともなさそう、かも。
そんなこんなで最初で最後のストライダーカップは準決勝進出という結果で幕を閉じました。
参加することに意義があるということで、レースというよりはイベントとして参加した我が家としては予想以上の収穫。
何より出走拒否をせずに準決勝を走ったことは本当にえらかったと思います。
出走拒否寸前のメンタルを走る気持ちにさせたわたしもよくがんばった。
今回の遠征、いちばん印象に残ったのはパンプだそう。
ストライダーキャンプのときはイヤがって走らなかったのに、今回は飽きずに何度も走っていました。
ストライダーにしてもなんにしても、スポーツは「楽しい!」っていうことが何よりだと思う元プロスノーボーダーの母。
ストライダーカップ、ガチガチのガチ派もいますが、レース経験が浅い子やはじめてのレースという子も多くいます。
「まだまだだわ」、なんて思わずにぜひエントリーしてみてください。
ストライダージャパンのイベントはとても楽しいので、我が家も参加できるものはこれからもしっかりチェックしていこうと思います。
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